おわりは はじまり [うちの子]
リヴリーが終わってしまい、今日はもう自分の好きに過ごすのです。
というのは、終わる前から決めていた。きのうと今日、有給取ると決めた時から。
リヴリー終了と聞いてから、実は色んな事が手につかなくなってました。(・▽・)
たくさんレイアウトを変更して→これがさっぱりできなかった。できなかったのよ。
パークで記念写真撮って→これは25日に完了。(リヴリーの飼い方、とかブログに残しておいていいかなあ。自分のHDDより安心できる)
所持アイランドの一覧撮影→これは完了。なんとか。
所持アイテムの一覧撮影→できなかった;;
所持帽子・服・アクセサリーの一覧撮影→できなかった;;
情けないけどやるべきことやれなかったな。
まあ、持ってるアイテム類はみんなブログで記事にしているので検索すれば出てはきますけどね。一つ目のブログの古い生地も検索で表示できるからまだね。
クーンさんの最終日のバイレコ。昨日レベルが一つ上がったのです。
昨日の。さびしがり屋だけど眠ってる間は幸せだよね。
リューンのバイレコ。一番長生き。(二人にはほんと申し訳ないよ)
2555日だったのでスクショしといた昨日のメイちゃんのバイレコ。またゴーゴーゴーと読みたいです。
そして今日のバイレコ。
メイちゃんは今日12/26が誕生日です。今日から7年目が始まるはずだったのにね。
誕生日は、自分にとってはお祝い日じゃなくて始まりの日。また新たな1年が始まるリフレッシュする日。(飼い主についてはもうとっくにこういうのは忘却の彼方・・・年々マイナスしていってほしい・・・)
これからは、いくらかレイアウト変更してスクショしていたレイアウト画像や、レイアウト変更が保存できなくなったので、リヴがいない変更中画面をスクショしたものを使ったり、以前の画像を使ったりして更新はひっそりと続けていきます。
ハーボットもまだカテゴリーとして残っているからリヴリーだって残るよね。自分にとってリヴリーの記録はソネブロに、なのでここは続けまする。
ギリヴとかもやるよw
一か月半前・・・
「Livly Island が終わってしまうって噂を聞いたよ。」
「フラスコの中で眠るって聞いたよ。」
自分のアイランドでまったりと時を過ごしていたメイガスのもとに、クーンさんとリューンが飛び込んできた。
「みんな噂してるんだ。飼い主がどうしようって言ってたって。」
メイガスは不安そうな二人に目を向けた。
「そういうことになったみたいだね。」
「「知ってたの!?」」
驚かないメイガスに、驚いた二人が声を揃えた。
「驚かないのか?」
リューンが言った。
「・・・驚いてるよ。検索していたらそんな発表がされたって情報が流れてきたから。」
メイガスは表情を変えずに言った。
「どうしよう。」
泣きそうな顔でクーンさんが呟く。
「フラスコの中で眠るしかない。データである自分たちは運営によって運命が決められるんだから。」
ぽろぽろ涙がこぼれ始めたクーンさんの頭を撫でながら諭す。メイガスの目は、クーンさんを見ながら更に遠いところを見ているようだ。
「・・・・どうしようもない、のはわかるけど。来年からのイベントが楽しめないって・・・つまんないな・・・」
クーンさんの傍に腰を下ろしながらリューンが呟く。
「・・・眠ってるからそんなの感じないか。」
それから暫く、静かな時が過ぎた。
メイガスに説明されて、クーンさんやリューンは、自分たちが人間対象のサービスの中のデータであることを知っていた。サービス終了すれば自分たちのデータは消えてしまう。フラスコの中で眠るという設定のためにデータサーバを残しておくのかもしれないが、使われないものはいつかは廃棄される可能性が高い。・・・違う形で再起動する可能性も無いとは言えないが、その時は今の自分たちのデータがそのまま使われることはおそらく無いだろう。それは飼い主とまた現在の自分たちで再会はどうあってもできないということだ。
「逃げ出せないのかな。」
メイガスとリューンの間に今は座っているクーンさんが呟く。
「それは無理だろ。」
リューンは否定したが、ほんとは否定したくなかった。自分も同じことを考えたから。
「でも! でも、飼い主や他のリヴリーたちとお別れはいやだよ。またね、じゃないよ。ほんとにさよならだよ。」
「無理なものは無理だよ。」
リヴリーの技やアイテム、この世界についてぼそぼそと研究していたリューンは、それでもそう否定するしかなかった。
「www、ワールドワイドウェブは全地球上を網羅して広がっているネットワークだけど、色んな目から外れているところも無いわけじゃない。」
なんとなく遠くを見ながらメイガスが言った。
「たくさんのプログラムやデータが作られて、新しくてもやがて古くなり、更新されていく。古くなったデータは廃棄される。ほんとうに削除され消滅するデータもあるけれど、消滅しきれずネットワークの流れを当てもなく流れているデータもたくさんある。そんなデータの吹き溜まりのエリアがある。人間が作ったのかどうなのか、それはどうでもいいけれど、そんなデータが寄せ集まってできたようなエリアがあるんだ。」
「それがなんだっていうんだ?」
あんまりよく理解できない中身だったからリューンはそう訊いてみた。
「リヴリーアイランドが終了すると知った時から色々考えてみた。万一また違う形ででもサービスが再開され自分たちのデータも再利用される可能性が0ではないなら、オリジナルデータはサーバーに残して、自分のコピーでその吹き溜まりに移動しようかと考えた。」
「「??」」
「吹き溜まりエリアの先にもう一つエリアを作ってそこに自分たちのアイランドを再現してみようかと。」
「「!!!!! そんなことできるの!?? 」」
「ただのキャラクターデータだったけれど、飼い主によって名を与えられ設定付けされ扱われた。言霊、ことばには力があると言う人間もいる。そういうものが働いたのかもしれないね。科学の力でできたプログラムの中だけどそういう性格付けされ方向性が与えられた。」
「じゃあ、メイちゃんにはできるの??? 」
クーンさんは目を見開いてメイガスを見つめた。
メイガスは二人を見るとうなづいた。
「なんてこったい! でもほんとにそのエリアってあるのか???」
頭を抱えたリューンが疑わしそうに見返した。
「普通では行き着けないエリアだけど行けるよ。アドレスは確認してある。」
「なんてこったい! ああでも、それができたとして、飼い主にはどうやって・・・」
「飼い主にはメールでアドレスを知らせればいい。」
「「どうやって!!!???」
「きっと疑われるよ・・・」
しょんぼりとクーンさんは言ったが、
「飼い主にならわかる書き方でメールを出せばいいのさ。添付ファイルは付けずに本文にアドレスを記入して。」
ぽんぽん、とクーンさんの頭を軽くたたいたメイガスは口元で微笑んだ。
「飼い主にならわかる書き方ってなんだよ??」
まだ疑わしそうにりゅーんはメイガスをにらんだ。
「・・・私の名前と出処は同じだよ。TheWorldに係わった人間になら、わかるんだ。」
そういったメイガスは立ち上がって二人を見た。
「もう時間が残り少ないから、持ち出す服や帽子を選んでおくように。運営に気づかれないように移動するには最小単位のデータじゃなきゃないだろうからね。アイテムやアイランドのデータも持ち出したいけど膨大なデータ量になってしまうから、飼い主がネット上に公開しているデータを使って再現していくしかないよ。」
理解するのが難しいことを言われて、クーンさんとリューンは戸惑ったが、とにかく着ていく服、被って行く帽子を選んでおけって事だとは理解できた。
「「「12月26までにね。」」」
12月26日。
クーンさんの島に三人揃ってレイアウトや着替えを楽しんでいたが、管理リヴリーの挨拶が行われるグリンの丘に飼い主に誘われたクーンさんは飛んだ。
残った二人はこの後の事を相談する。
やっぱり持ち出すデータは自分たちのコピーのみ。自分と着ている服と被っている帽子。飼い主がネットに公開しているデータのアドレスを記憶して、その時を待っていた。
11時59分。
グリンの丘から飼い主とともに戻ってきたクーンさんは二人と合流した。
そして正午―
<サーバーから切断されました> の青葉っぱが表示され、リヴリーアイランドのサーバーはネットワークから切り離された。
「じゃあね、またね。さよなら。」
自分たちを見守る飼い主に、
「「「さようなら。お元気で。」」」
3人は挨拶を送った。
「・・ううん またね! また会おうね!!! 」
3人は飼い主を見てにっこりした。
サーバーの電源が落とされると殆ど同時に、小さなデータがネットワークの海へ転送して行った。
またいつか!
というのは、終わる前から決めていた。きのうと今日、有給取ると決めた時から。
リヴリー終了と聞いてから、実は色んな事が手につかなくなってました。(・▽・)
たくさんレイアウトを変更して→これがさっぱりできなかった。できなかったのよ。
パークで記念写真撮って→これは25日に完了。(リヴリーの飼い方、とかブログに残しておいていいかなあ。自分のHDDより安心できる)
所持アイランドの一覧撮影→これは完了。なんとか。
所持アイテムの一覧撮影→できなかった;;
所持帽子・服・アクセサリーの一覧撮影→できなかった;;
情けないけどやるべきことやれなかったな。
まあ、持ってるアイテム類はみんなブログで記事にしているので検索すれば出てはきますけどね。一つ目のブログの古い生地も検索で表示できるからまだね。
クーンさんの最終日のバイレコ。昨日レベルが一つ上がったのです。
昨日の。さびしがり屋だけど眠ってる間は幸せだよね。
リューンのバイレコ。一番長生き。(二人にはほんと申し訳ないよ)
2555日だったのでスクショしといた昨日のメイちゃんのバイレコ。またゴーゴーゴーと読みたいです。
そして今日のバイレコ。
メイちゃんは今日12/26が誕生日です。今日から7年目が始まるはずだったのにね。
誕生日は、自分にとってはお祝い日じゃなくて始まりの日。また新たな1年が始まるリフレッシュする日。(飼い主についてはもうとっくにこういうのは忘却の彼方・・・年々マイナスしていってほしい・・・)
これからは、いくらかレイアウト変更してスクショしていたレイアウト画像や、レイアウト変更が保存できなくなったので、リヴがいない変更中画面をスクショしたものを使ったり、以前の画像を使ったりして更新はひっそりと続けていきます。
ハーボットもまだカテゴリーとして残っているからリヴリーだって残るよね。自分にとってリヴリーの記録はソネブロに、なのでここは続けまする。
ギリヴとかもやるよw
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
☆彡 ☆彡 ☆彡
一か月半前・・・
「Livly Island が終わってしまうって噂を聞いたよ。」
「フラスコの中で眠るって聞いたよ。」
自分のアイランドでまったりと時を過ごしていたメイガスのもとに、クーンさんとリューンが飛び込んできた。
「みんな噂してるんだ。飼い主がどうしようって言ってたって。」
メイガスは不安そうな二人に目を向けた。
「そういうことになったみたいだね。」
「「知ってたの!?」」
驚かないメイガスに、驚いた二人が声を揃えた。
「驚かないのか?」
リューンが言った。
「・・・驚いてるよ。検索していたらそんな発表がされたって情報が流れてきたから。」
メイガスは表情を変えずに言った。
「どうしよう。」
泣きそうな顔でクーンさんが呟く。
「フラスコの中で眠るしかない。データである自分たちは運営によって運命が決められるんだから。」
ぽろぽろ涙がこぼれ始めたクーンさんの頭を撫でながら諭す。メイガスの目は、クーンさんを見ながら更に遠いところを見ているようだ。
「・・・・どうしようもない、のはわかるけど。来年からのイベントが楽しめないって・・・つまんないな・・・」
クーンさんの傍に腰を下ろしながらリューンが呟く。
「・・・眠ってるからそんなの感じないか。」
それから暫く、静かな時が過ぎた。
メイガスに説明されて、クーンさんやリューンは、自分たちが人間対象のサービスの中のデータであることを知っていた。サービス終了すれば自分たちのデータは消えてしまう。フラスコの中で眠るという設定のためにデータサーバを残しておくのかもしれないが、使われないものはいつかは廃棄される可能性が高い。・・・違う形で再起動する可能性も無いとは言えないが、その時は今の自分たちのデータがそのまま使われることはおそらく無いだろう。それは飼い主とまた現在の自分たちで再会はどうあってもできないということだ。
「逃げ出せないのかな。」
メイガスとリューンの間に今は座っているクーンさんが呟く。
「それは無理だろ。」
リューンは否定したが、ほんとは否定したくなかった。自分も同じことを考えたから。
「でも! でも、飼い主や他のリヴリーたちとお別れはいやだよ。またね、じゃないよ。ほんとにさよならだよ。」
「無理なものは無理だよ。」
リヴリーの技やアイテム、この世界についてぼそぼそと研究していたリューンは、それでもそう否定するしかなかった。
「www、ワールドワイドウェブは全地球上を網羅して広がっているネットワークだけど、色んな目から外れているところも無いわけじゃない。」
なんとなく遠くを見ながらメイガスが言った。
「たくさんのプログラムやデータが作られて、新しくてもやがて古くなり、更新されていく。古くなったデータは廃棄される。ほんとうに削除され消滅するデータもあるけれど、消滅しきれずネットワークの流れを当てもなく流れているデータもたくさんある。そんなデータの吹き溜まりのエリアがある。人間が作ったのかどうなのか、それはどうでもいいけれど、そんなデータが寄せ集まってできたようなエリアがあるんだ。」
「それがなんだっていうんだ?」
あんまりよく理解できない中身だったからリューンはそう訊いてみた。
「リヴリーアイランドが終了すると知った時から色々考えてみた。万一また違う形ででもサービスが再開され自分たちのデータも再利用される可能性が0ではないなら、オリジナルデータはサーバーに残して、自分のコピーでその吹き溜まりに移動しようかと考えた。」
「「??」」
「吹き溜まりエリアの先にもう一つエリアを作ってそこに自分たちのアイランドを再現してみようかと。」
「「!!!!! そんなことできるの!?? 」」
「ただのキャラクターデータだったけれど、飼い主によって名を与えられ設定付けされ扱われた。言霊、ことばには力があると言う人間もいる。そういうものが働いたのかもしれないね。科学の力でできたプログラムの中だけどそういう性格付けされ方向性が与えられた。」
「じゃあ、メイちゃんにはできるの??? 」
クーンさんは目を見開いてメイガスを見つめた。
メイガスは二人を見るとうなづいた。
「なんてこったい! でもほんとにそのエリアってあるのか???」
頭を抱えたリューンが疑わしそうに見返した。
「普通では行き着けないエリアだけど行けるよ。アドレスは確認してある。」
「なんてこったい! ああでも、それができたとして、飼い主にはどうやって・・・」
「飼い主にはメールでアドレスを知らせればいい。」
「「どうやって!!!???」
「きっと疑われるよ・・・」
しょんぼりとクーンさんは言ったが、
「飼い主にならわかる書き方でメールを出せばいいのさ。添付ファイルは付けずに本文にアドレスを記入して。」
ぽんぽん、とクーンさんの頭を軽くたたいたメイガスは口元で微笑んだ。
「飼い主にならわかる書き方ってなんだよ??」
まだ疑わしそうにりゅーんはメイガスをにらんだ。
「・・・私の名前と出処は同じだよ。TheWorldに係わった人間になら、わかるんだ。」
そういったメイガスは立ち上がって二人を見た。
「もう時間が残り少ないから、持ち出す服や帽子を選んでおくように。運営に気づかれないように移動するには最小単位のデータじゃなきゃないだろうからね。アイテムやアイランドのデータも持ち出したいけど膨大なデータ量になってしまうから、飼い主がネット上に公開しているデータを使って再現していくしかないよ。」
理解するのが難しいことを言われて、クーンさんとリューンは戸惑ったが、とにかく着ていく服、被って行く帽子を選んでおけって事だとは理解できた。
「「「12月26までにね。」」」
12月26日。
クーンさんの島に三人揃ってレイアウトや着替えを楽しんでいたが、管理リヴリーの挨拶が行われるグリンの丘に飼い主に誘われたクーンさんは飛んだ。
残った二人はこの後の事を相談する。
やっぱり持ち出すデータは自分たちのコピーのみ。自分と着ている服と被っている帽子。飼い主がネットに公開しているデータのアドレスを記憶して、その時を待っていた。
11時59分。
グリンの丘から飼い主とともに戻ってきたクーンさんは二人と合流した。
そして正午―
<サーバーから切断されました> の青葉っぱが表示され、リヴリーアイランドのサーバーはネットワークから切り離された。
「じゃあね、またね。さよなら。」
自分たちを見守る飼い主に、
「「「さようなら。お元気で。」」」
3人は挨拶を送った。
「・・ううん またね! また会おうね!!! 」
3人は飼い主を見てにっこりした。
サーバーの電源が落とされると殆ど同時に、小さなデータがネットワークの海へ転送して行った。
またいつか!
読みました。リヴリーが終わってくに際して、逢えなくなってしまう人の事ももちろん、見れなくなってしまうゲーム画面も、愛おしい記憶として、残るんだろうなぁと思って、読みました。私は、そんなに強くない方かもしれないが、やってた頃を思い出しました。
このブログが叉、役立つ日がやってくるんじゃないかと、思います。
運営様も、お疲れ様でした。です。finさん、いつも有り難うございます。
by はまこと☆ (2020-01-03 22:32)
はまこと☆様>
いらっしゃいませ! コメントありがとうございます~~
今でも毎日ログインしそうになります。
頭では終了は理解してても毎日開いていた画面はそのまま開きそうになります。
できれば最終のデータ引継ぎでスマホアプリででもいいから再開、いや復活してほしいといつも思ってます。
記憶と記録はここにこれからも残していきます。
ソネブロは終わらないで欲しいですう~
by finfin (2020-01-13 21:21)